前田HCが語る、代表合宿で見えた成長(3x3女子U21日本代表 ヘッドコーチ)

3x3女子U21日本代表は、7月13日(月)よりマレーシア・プタリンジャヤで開幕する「FIBA 3x3ユース・ネーションズリーグ2026 -U21アジア2-」(以下 ネーションズリーグ)へ向けて出場メンバー5名を発表しました。 1週間で6つのSTOPが行われ、総合優勝したチームには9月開催の「FIBA 3x3 U23ワールドカップ2026」への出場権が与えられます。

チームを率いるのは前田 有香ヘッドコーチ(以下:前田HC)。ディベロップメントキャンプから強化合宿を経て今回のメンバーを選考した前田HCに、選考の経緯や大会への目標、そして合宿の中で見えてきた選手たちの成長について話を聞きました。

メンバー選考の経緯と、大会に向けた目標

今回のメンバー選考の経緯と、大会に向けた目標を教えてください。

まず、大会経験があまりない選手たちを集めてディベロップメントキャンプを行いました。その後、コールアップという形でA代表の選手たちと一緒に練習する強化合宿も実施し、その過程を経て今回のメンバーを選考しました。

今シーズンの目標は、ロサンゼルスオリンピックを見据えて、アンダーカテゴリーでもしっかり勝ちにいくことです。今回のFIBA 3x3 ユース・ネーションズリーグでは総合優勝し、その先のワールドカップ出場権を獲得することを目標にしています。

今回選ばれた5名のうち、白石選手、堀内選手、八木選手は国際大会が初めてになります。そのため、経験者である門脇選手と上野選手がチームを引っ張り、5人が一つになって戦うことが大切です。

初めての大会ではありますが、若い選手たちなので、それぞれの持ち味を思い切って発揮しながら元気にプレーしてくれたらと思っています。

合宿3日目の手応えと、今ある課題

今日の練習ゲームをご覧になって、チームの手応えはいかがでしたか。

この5人がそろって合宿をしたのは今日で3日目です。 良かった部分もありますし、まだまだ課題もたくさんあります。ただ、試合を重ねる中でチームとして完成していってくれればいいと思っています。

特に修正したい課題はどこでしょうか。

今日のゲームでは、選手一人ひとりの能力は高いと感じています。 ただ、1対1ばかりになってしまうと、強い相手には止められてしまいますし、自分たちが思うようなプレーができなくなってしまいます。 そのため、一人で解決するのではなく、2対2を使ったり、誰かと連携しながらプレーを作っていくことが今一番の課題だと思っています。

注目ポイント!各々の持ち味を活かしたプレー

このチームの一番の強み、注目してほしいポイントはどこですか。

それぞれの選手が各年代でも代表候補に入るようなポテンシャルを持っています。 その良さを全員が出し合えるチームになってほしいと思っています。 インサイドには高さがありますし、アウトサイドからのプレーやドライブにもそれぞれ特徴があります。 それぞれの持ち味を生かしたプレーに注目していただきたいです。

合宿を通して見えた、選手たちの成長

今回の合宿を通して、選手たちの成長をどのように感じましたか。

最初はまだお互いに静かで、コート上のコミュニケーションも少なかったです。 3x3は試合中にコーチが細かく指示を出せない競技なので、選手自身が考えて戦い抜かなければなりません。 だからこそ、「みんなでコミュニケーションを取ることが大事だよ」という話はずっとしてきました。 オフコートでも少しずつ会話が増えて、それに伴ってオンコートでも声が出るようになりました。 そういった部分は、この合宿で成長したところだと感じています。

経験者である門脇選手には、どのような役割を期待していますか。

門脇選手は経験があるので、その経験がプレーにも表れています。 3x3ならではのトランジションの中で、テンポよく2点シュートを打つ判断などは、彼女の大きな持ち味だと思っています。 今回の合宿でも、練習から練習ゲームまで一貫して自分の良さを出せていました。 そのプレーに周りの選手たちも少しずつついてこられるようになってきています。 そういった2対2のプレーや3x3特有の動きは、他の選手たちにもぜひ身につけていってほしいと思っています。

前田HCが感じる、女子3x3の今

前田HCは長年3x3に携わってきたと思いますが、現在の女子3x3をどのように感じていますか。

今回もSHINJUKU GIVERSさんに来ていただきましたが、国内でも女子3x3チームが本当に増えてきたと感じています。 それに伴ってレベルも非常に上がっています。 今回の練習ゲームでも、なかなか簡単には勝てませんでした。 それだけ国内女子3x3のレベルは確実に上がっていると思いますし、活動できる場が増えたことで、「3x3を目指したい」という選手も増えてきているのではないかという印象があります。

初めて国際大会に臨む選手が3名を占める今回のU21女子代表。前田HCが繰り返し口にしたのは、選手同士のコミュニケーションと、それぞれの持ち味を出し合うことの大切さでした。合宿3日目で見せた成長が、マレーシアの舞台でどこまで積み上がるか注目です。

■FIBA 3×3ユース・ネーションズリーグ -U21 アジア2-

【開催地】マレーシア・プタリン ジャヤ
【日程】2026年7月13日(月)~19日(日) ※休息日:7月16日(木)
【出場チーム】6チーム
日本、ニュージーランド、シンガポール、マレーシア、フィリピン、ベラルーシ

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