
3x3日本選手権は、3x3の国内日本一を決める、JBA(日本バスケットボール協会)主催の大会です。2026年度からは、OPENカテゴリーの大会方式が大きく変更されました。これまで実施されていた都道府県予選・エリア予選がなくなり、全国各地で開催される「STOP」で優勝したチームがファイナルへの出場権を獲得する仕組みになりました。
では、具体的に何が変わったのでしょうか。
「日本選手権にはどうすれば出場できるの?」「STOPって何?」「観戦するときは、どこに注目すればいい?」
そこで今回は3x3日本選手権の基本から、2026年度の新レギュレーション、STOPの開催地一覧、前回大会の優勝チーム、観戦の楽しみ方まで紹介します。
Contents
3x3 日本選手権とは?
3x3 日本選手権は、全国のチームが3x3の日本一を目指して戦う、JBA主催の大会です。
カテゴリーは「OPEN」と「U18」の2つに分かれており、それぞれ男女別で開催されます。
OPEN:18歳以上を対象としたカテゴリー。大学生から社会人まで、幅広い年代の選手が日本一を目指します。
U18:18歳以下を対象としたカテゴリー。全国の代表チームが集まり、次世代の選手たちが頂点を争います。
普段は異なるリーグや大会で戦っているチームが集まり、国内トップの座を争うのが日本選手権の魅力です。
前回のOPENカテゴリー、第11回大会のファイナルは、2026年2月21日(土)・22日(日)に横浜BUNTAIで開催されました。そして、2026年度からは、OPENとU18でそれぞれ異なる大会方式が採用されています。

2026年度から何が変わった?日本選手権の新レギュレーション
2025年度までは、OPEN・U18ともに、都道府県予選からエリア予選を経てファイナルに進む方式でした。
2026年度からは、カテゴリーごとに出場までの道のりが変わります。
主な変更点は、OPENカテゴリーで『STOP制』が導入されたことと、U18カテゴリーでエリア予選が廃止されたことです。
これまでと2026年度以降の違い
| 項目 | 2025年度まで | 2026年度以降のOPEN | 2026年度以降のU18 |
| 都道府県予選 | あり | 廃止 | 継続 |
| エリア予選 | あり | 廃止 | 廃止 |
| ファイナルへの出場方法 | エリア予選を勝ち抜く | STOPで優勝する | 都道府県代表になる |
| ファイナル出場チーム数 | 男女各16チーム | 男女各16チーム | 男女各48チーム |
| 再挑戦 | 原則として予選の勝ち上がり方式 | 別のSTOPで再挑戦できる | 都道府県代表として出場を目指す |
※U18のファイナルは、47都道府県の代表チームに前年度優勝チームを加えた男女各48チームで開催されます。
これまでの日本選手権はどういう仕組みだった?
2025年度までは、次の3段階で日本一を決めていました。
1.都道府県予選: 各都道府県で予選を実施し、代表チームを決定する。
2.エリア予選:東日本・中日本・西日本の3エリアに分かれ、都道府県代表チームが戦う。
3.FINAL:エリア予選を勝ち抜いた計16チームが出場し、日本一を争う。
都道府県予選から勝ち上がり、エリア予選を突破することがファイナルへの道のりでした。
2026年度からは、この仕組みがOPENとU18で大きく変わっています。
OPEN:STOPで優勝すればファイナルへ
OPENカテゴリーでは、都道府県予選とエリア予選が廃止され、新たに「STOP制」が導入されました。STOPとは、既存または新たに開催される3x3大会を、日本選手権ファイナルの出場権を争う大会として位置づける仕組みです。
全国から公募された15大会と、全日本大学バスケットボール3x3選手権大会の計16大会が、ファイナルへの出場権を争う舞台となります。
基本的なポイントは、次の3つです。
①都道府県予選・エリア大会がなくなった
これまでのように、都道府県代表やエリア代表になる必要はありません。指定されたSTOPで優勝することがファイナル出場につながります。
②STOPで優勝するとファイナルの出場権を獲得できる
各STOPの優勝チームに、日本選手権ファイナルへの出場枠が与えられます。
ファイナルの出場チーム数は男女各16チームです。
③負けても別のSTOPで再挑戦できる
一度STOPで敗退しても、別のSTOPに出場して再び出場権を狙えます。
一度の敗戦で日本一への道が閉ざされるわけではなく、全国各地の大会を通じて挑戦を続けられることが、新しい仕組みの特徴です。
U18:都道府県予選からファイナルへ直接進出
U18カテゴリーでは、OPENとは異なり、都道府県予選が継続されます。
一方で、これまで実施されていたエリア予選は廃止されました。
主な変更点は次の3つです。
①都道府県予選を勝ち抜けばファイナルへ
各都道府県の代表チームが、エリア予選を経ずにファイナルへ進出します。
②ファイナルは男女各48チーム
47都道府県の代表チームに、前年度の優勝チームを加えた、男女各48チームでファイナルを開催します。
③全国の代表チームが同じ舞台で戦う
各都道府県の代表が全国の舞台に集まり、日本一を争う仕組みは維持されます。
なぜ日本選手権の仕組みが変わったのか?
今回の再編は、単に予選の数を減らすためだけのものではありません。
背景には、JBAが進める3x3の競技力向上と、選手の発掘・育成があります。
JBAは、2028年のロサンゼルスオリンピック(LA2028)を見据え、日本代表の強化と競技の普及・育成を並行して進める方針を示しています。
3x3は5人制とは異なる競技特性を持つため、3x3に特化した選手の発掘や育成、競技経験を積める環境づくりが重要です。
今回の日本選手権の再編も、そうした方針の一環として位置づけられています。
OPENでは全国のSTOPを通じてファイナルへの挑戦機会を設け、U18では各都道府県の代表が全国の舞台へ進める仕組みを維持する。
大会の仕組みが変わることで、選手やチームにとって新たな挑戦の機会が生まれることも期待されます。
詳しくは、1RIMの関連記事「Road to LA vol.4|LA2028に向けての強化方針・選手発掘と育成」でも紹介しています。
2026年度のSTOP一覧
2026年度以降のOPENカテゴリーでは、全国各地のSTOPで優勝したチームがファイナルへの出場権を獲得します。ここでは2026年度のSTOPの16大会を紹介します。
| No. | 開催日 | 会場(都道府県) | 大会名 | 一般参加 |
| 1 | 8月23日(日) | 鹿児島中央駅AMU広場/ 鹿児島市勤労者交流センター(鹿児島県) | 3×3 SOUTHERN KYUSHU CUP 2026 KAGOSHIMA supported by EXPLORERS KAGOSHIMA | 〇 |
| 2 | 9月5日(土) | 宝が池総合運動公園体育館(京都府) | 第1回 3x3 nisico classic kyoto | 〇 |
| 3 | 9月13日(日) | 北海道総合体育センター サブアリーナ (北海道) | 3x3 北海道 CUP 2026 | 〇 |
| 4 | 9月27日(日) | 宮古市民総合体育館 (岩手県) | 3x3 TOHOKU 2026 – MIYAKO STOP presented by 東亜道路工業 | 〇 |
| 5 | 10月4日(日) | 焼津市総合体育館(静岡県) | 3x3焼津Cup 2026 | 〇 |
| 6 | 10月25(日) | GOAT PARK(石川県) | 3x3 Super Circuit 2027 ISHIKAWA supported by GOAT PARK | 〇 |
| 7 | 11月14日(土) /11月15日(日) | 静岡市北部体育館(静岡県) | 3x3 Super Circuit 2027 SHIZUOKA | 〇 |
| 8 | 11月15日(日) | 那覇市民体育館 サブコート(沖縄県) | 2026 3x3 OPEN 沖縄大会 | 〇 |
| 9 | 11月29日(日) | かすやドーム (福岡県) | 3x3 CRATE CUP 2026 | 〇 |
| 10 | 12月19日(土) | 台東リバーサイドスポーツセンター(東京都) | 浅草バスケ祭2026 | 〇 |
| 11 | 12月26日(土) | かさしんアリーナ(岡山県) | 3x3 OKAYAMA STOP presented by 新生電機 | 〇 |
| 12 | 12月27日(日) | 守口市大枝公園(大阪府) | NIKA CUP 2026 | 〇 |
| 13 | 1月11日(月・祝) | 山形県体育館(山形県) | 3x3 Super Circuit 2027 YAMAGATA | 〇 |
| 14 | 1月16日(土) | 唐津文化体育館 本館(佐賀県) | 3x3 佐賀CUP 2026 | 〇 |
| 15 | 1月30日(土) | 毎日興業アリーナ(埼玉県) | 3x3 Super Circuit 2027 SAITAMA | 〇 |
| 16 | 2月6日(土)~7日(日) | 駒沢オリンピック公園総合運動場 屋内球技場(東京都) | 第1回全日本大学バスケットボール 3x3選手権大会 | × |
※大会名や詳細が調整中のものもあるため、参加・観戦を検討する際は各大会の最新情報をご確認ください。
※No.16の全日本大学バスケットボール3x3選手権大会は一般参加不可です。一般参加可能なSTOPは15大会です。
2026年度の日本選手権FINAL開催概要
2026年度の日本選手権FINALは、2027年2月27日(土)・28日(日)に開催されます。
・開催日:2027年2月27日(土)・28日(日)
・会場:横浜BUNTAI
全国各地のSTOPを勝ち抜いたチームが集まり、日本一の座を争います。
2026年度から新たな大会方式となった日本選手権。その頂点を決めるFINALでは、どのチームが日本一に輝くのか注目です。
前回の3x3日本選手権・OPENの優勝チーム
2026年2月21日(土)~22日(日)に開催された第11回大会のOPENファイナルでは、男女ともに初優勝のチームが誕生しました。

女子:FLOWLISH GUNMA(3度目のファイナルで初の日本一)
男子:SHINAGAWA CITY(初優勝)
前回大会までは、東日本・中日本・西日本の3エリア大会で予選が行われ、各エリアを勝ち抜いたチームがファイナルへ進出していました。
2026年度からはSTOP制が導入され、全国各地の大会からファイナル出場チームが決まります。
昨年の王者が連覇を目指すのか、それとも新たなチームが日本一の座をつかむのか。ファイナルに向けて、各STOPの結果にも注目してみてください。
3x3日本選手権の楽しみ方4選
大会の仕組みが変わったことで、日本選手権はファイナルだけではなく、シーズンを通じて楽しめる大会になりました。
ここからは1RIMがおすすめする4つの楽しみ方を紹介します。
①STOPを「日本一への挑戦」として見る
STOPで優勝したチームがファイナルへの出場権を獲得します。つまり、一つひとつのSTOPが日本一への入口です。一度敗退しても、別のSTOPで再挑戦できるため、再び優勝を目指すチームの戦いや、複数の大会に挑むチームの動きにも注目してみてください。
②近くのSTOPに足を運んでみる
STOPは北海道から沖縄まで、全国各地で開催されます。会場には体育館だけでなく、駅前の広場などもあります。3x3は選手と観客の距離が近く、試合の迫力や会場の熱気を身近に感じられるのも魅力です。気になるチームが出場する大会やアクセスしやすい会場を見つけたら、ぜひ現地で観戦してみてください。
③ファイナルまでの道のりを追いかける
どのSTOPでどのチームが優勝し、どのチームがファイナルへの切符を手にするのか。2026年度は全国各地の大会が出場権につながるため、ファイナルに進むチームが決まっていく過程もみどころです。大会ごとの結果をチェックしながら、ファイナルの顔ぶれがそろっていく様子を追いかけてみましょう。
④U18カテゴリーで次世代の選手を探す
U18カテゴリーでは、各都道府県の代表チームと前年度優勝チームがファイナルに集まります。全国の舞台で活躍する選手の中には、将来、日本代表やトップカテゴリーで活躍する選手が出てくるかもしれません 。今のうちから注目選手を見つけ、その後の成長を追いかけるのも、3x3観戦の楽しみ方の一つです。
まとめ|2026年度の3x3日本選手権は全国のSTOPに注目!
2026年度の3x3日本選手権は、OPENとU18で大会方式が大きく変わりました。
OPENでは都道府県予選・エリア予選が廃止され、全国各地のSTOPで優勝したチームがファイナルへの出場権を獲得します。一度敗退しても別のSTOPで再挑戦できるため、シーズンを通じて日本一を目指すチームの戦いを追いかけられるようになりました。
一方、U18では都道府県予選が継続され、エリア予選を経ずにファイナルへ進出する方式となっています。
2027年2月27日(土)・28日(日)には、横浜BUNTAIで日本選手権FINALが開催されます。全国各地のSTOPを勝ち抜いたチームが集まる、今シーズンの集大成にも注目です。
日本選手権は全国のチームが日本一を目指す舞台であると同時に、3x3の競技者やファンを増やし、次世代の選手を育てていくうえでも重要な大会です。
まずは近くで開催されるSTOPや、気になるチームの出場大会をチェックしてみてはいかがでしょうか。
2026年度の日本選手権を通じて、ぜひ3x3の魅力に触れてみてください。

