勝ち筋を掴んだ2日間。3x3男子日本代表、ワールドカップ2026 直前合宿

3x3男子日本代表は5月26日(火)・27日(水)、FIBAワールドカップ2026(6月1日(月)〜7日(日)、ポーランド・ワルシャワ)に向けた最終合宿を実施しました。
合宿参加メンバーは小澤 崚選手(SHIBUYA SCELFIDA.EXE)、クーリバリ ソロモン選手(UTSUNOMIYA BREX.EXE)、出羽 崚一選手(UENOHARA SUNRISE)、井後 健矢選手(SAGAMIHARA PROCESS / ADDELM ELEMENTS.EXE)、仲西 佑起選手(NINJA AIRS.EXE)、バラダランタホリ 玲依選手(大東文化大学)の6名です。
※本日5月28日(木)に、日本バスケットボール協会より「FIBA 3×3ワールドカップ 2026」出場メンバーが正式に発表されました。

アジアカップの反省から生まれた「新しい日本スタイル」

4月5日(日)のアジアカップ2026(シンガポール)でベスト4(4位)に終わった日本代表。中祖嘉人ヘッドコーチ(以下 中祖HC)は合宿後の囲み取材でこのように振り返りました。

「アジアカップでベスト4には入れましたが、このままではワールドカップの勝ち筋が見えない状態になっていました。うまくいっていない部分を課題として挙げ、その解決方法を模索する合宿になったと思います。」

課題として挙げたのは、インサイドのディフェンスとディフェンスリバウンドの2点。
サイズのアドバンテージがある相手に対し、個人トレーニングの宿題を課しながら、それを上回るオフェンスの構築を並行して進めてきました。
アジアカップ後、チームはマイアミ(アメリカ)やUb(セルビア)など、世界のトップチームを招いたキャンプを重ね、今回の合宿でようやく形が見えてきたといいます。

「これがはまればベスト8にもいけるんじゃないかと思っています。新しい我々のバスケットボールを見てもらえれば嬉しいです。」(中祖HC)

中祖嘉人ヘッドコーチ

コーチと選手が「一緒に作り上げた」戦術

注目すべきは、その戦術の作られ方です。
中祖HCが課題の言語化を担いながら、選手たちとトライ&エラーを重ね、2日間で戦術をブラッシュアップしてきました。

「3x3はまだ発展途上なので、私が全ての答えを知っているわけではありません。みんなで作り上げるファミリー感があるプロセスも特徴のひとつ。チームで一緒に作っていくことを、この合宿でできたことがとても良かったと感じています。」(中祖HC)

小澤 崚選手(SHIBUYA SCELFIDA.EXE)も、「明確な日本のゴールが決まっていない中で合宿が始まり、全員でコミュニケーションを取りながらやってきました。トライ&エラーをこの合宿でしっかりと実践できたことが良かったです。」と同じ手応えを語っています。

全員が2日間で成長できた、「ワクワクできる日本の3x3」

中祖さんはこの2日間で誰が一番したと感じましたか?という私たちの質問に、中祖HCは「参加した全員の成長を感じています。」と断言。
合宿直後に行われた選手たちとの個別面談の様子についても「勝ち筋が見えなかった状態から、今はみんなが少しワクワクしている状態になりました。」と話します。

小澤選手は、昨シーズンから共に戦ってきた4名の選手の、この1年の変化について触れながら、若手選手2人についても、「バラダランタホリ選手は合宿内でも大きく成長してくれました。ソロモン選手は、チームの戦術にハマるプレーを常に意識しながらやっているなと感じました。」と話しています。

小澤 崚選手

ワールドカップベスト8に向けて、「3本の矢」の第一戦がスタート

日本男子のFIBAランキングは現在14位です。
プールCにはオランダ(3位)、ドイツ(6位)、中国(10位)、ニュージーランド(21位)が並ぶ厳しい組み合わせですが、この2日間で作り上げた、「日本の新しい3x3スタイル」に是非期待したいと思います。

中祖HCが就任時に掲げた「3本の矢」戦略は以下の通り。
① 3x3専任代表
② U23/U21アンダーカテゴリーの強化
③ BリーガーによるプロサーキットチームTeam TOKYO 2026

その第一の矢として、ワールドカップでのベスト8はLA2028オリンピック出場へ向けた重要な指標です。

「3本の矢は折れにくいのが強みで、1本折れても2本残っている状態が強い。飛ばしている時点で勝ちだと思っています。」(中祖HC)


ワールドカップ男子日本代表の初戦は日本時間6月1日(月)です。
初戦はまず中国、ドイツと対戦します。


■FIBA 3×3ワールドカップ2026
【開催地】ポーランド・ワルシャワ
【期間】6月1日(月)〜7日(日)
【出場チーム】20チーム
【予選プールスケジュール】※日本時間
 6月1日(月)
 20:20 日本 vs 中国
 22:10 日本 vs ドイツ

 6月3日(水)
 20:20 日本 vs オランダ
 22:35 日本 vs ニュージーランド

https://fiba3x3.basketball/2026/worldcup

日本バスケットボール協会:代表メンバー発表リリース(選手コメント)

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