世界の主要大会について

世界大会の種類って?

3x3の世界大会の種類や大会の仕組についてはこちらの記事でご紹介しましたが、今回は主要な大会のご紹介をします!

主要なナショナルチームの大会

主なナショナルチームの世界大会をご紹介します。
最終的に各国が目指すのはオリンピック競技大会!そこに至るまでの各大会をご紹介します。

オリンピック競技大会
やはり世界大会の代表と言えばオリンピックではないでしょうか。3x3は2020年の東京五輪から夏季大会の正式種目となり、2024年パリ五輪では2回目となります。
2024年パリ五輪予選では、プレミアに所属する選手も日本代表に選ばれています。

▼2024年 3x3パリ五輪予選代表選手(男子)  ※★がプレミア加盟チーム名
落合 知也 / ALPHAS.EXE(★)
ケネディ トーマス / 茨城ロボッツ
保岡 龍斗 / 秋田ノーザンハピネッツ・ALPHAS.EXE(★)
小澤 崚 / ALPHAS.EXE(★)
三谷 桂司朗 / 広島ドラゴンフライズ

ワールドカップ(OPEN、U23、U18)
オリンピックへの出場可否も関わってくる世界大会です。年齢ごとにOPEN、U23、U18の3カテゴリがあります。日本からの主な出場条件は下記の通りです。(※2024年8月現在)

OPEN:FIBAフェデレーションランキングで上位に入る
U23:ネーションズリーグでの優勝orフェデレーションランクで上位に入る
U18:U17アジアカップでの優勝

ゾーンカップ
世界4エリアで開催される国際大会です。それぞれの地域名がついた大会名となっています。
EUエリアのみチーム数が多いので予選大会が複数回行われますが、他エリアは本選のみの一発勝負!
チーム数にもよりますが、~6日間ほどで開催されています。
日本はアジアカップに出場します。

▼エリアごとの大会名
・アジアカップ(Asia Cup)
・アフリカカップ(Africa Cup)
・アメリカカップ(Ameri Cup)
・EUカップ(EU Cup)

ネーションズリーグ
若手3x3プレイヤーの育成・強化・発掘を目的として開催されているリーグ方式の大会です。
23歳以下が参加できる世界大会でU21とU23の2カテゴリに分かれています。
2024年はアジア、EU、アフリカ、アメリカの4エリアに分かれて、13カンファレンスの試合を開催。
上位チームはマスターズやウーマンシリーズへ出場できるほか、カンファレンス優勝者はワールドカップ予選への出場権も与えられます。

主要なクラブチームの大会(FIBA承認)

クラブチームの大会も、段階を踏んで大きな大会へと勝ち進んでいくのが大枠の流れとなります。
各国で開催されているFIBAに承認された「クエスト」と呼ばれるランクの大会へ出場するところがスタート地点となります。

最終的に各クラブチームが目指すのは世界一のクラブチームを決定する大会です。男子は「FIBA 3x3 ワールドツアーマスターズ ファイナル(通称:ワールドマスターズファイナル)」、女子は「ウィメンズシリーズ」という大会です。
この2大会にたどりつくまでの世界大会を紹介いたします。

【男子】

FIBA 3x3 ワールドツアーマスターズ
世界一のクラブチームを決める世界大会。世界各国からはナショナルメンバーも含む強豪チームが集まる大会で、とてもハイレベルな戦いが繰り広げられます。
2024年は12月の香港ファイナルに向け、4月の宇都宮オープナーを皮切りに世界各地で予選大会が開催されます。

なお、日本からの予選出場条件は以下の通り。かなり狭き門です…!

-プレミア、スーパープレミアで上位を獲得する
-日本選手権ファイナルで優勝する

FIBA 3x3 チャレンジャー(通称:チャレンジャー)
世界各地で開催され、ワールドツアーマスターズへと繋がる世界大会。
2024年は22の国と地域で開催され8月~11月頃に世界各地で開催されます。
日本からの出場条件は以下の通り。ワールドツアーマスターズと同じく狭き門です。

-スーパープレミアで上位を獲得する
-ジャパンツアー EXTERMEのFINAL優勝、もしくはRound.up優勝

3x3.EXE SUPER PREMIER(通称:スーパープレミア)
3x3.EXE PERMIER(通称プレミア)のリーグ加盟全5か国の上位チーム、またはPLAYOFFSの上位チームが参加できる上位リーグです。
このリーグで上位に入るとチャレンジャーやワールドツアーマスターズへの出場権を獲得することができます。
各国内でのプレミアリーグが終了後、12~3月にかけて開催されます。

【女子】

ウィメンズシリーズ
世界一の女子チームを決める世界大会。
2024年は4月アメリカ大会から始まり、12月の中国ファイナルまで20大会が開催されます。

こちらの大会はクラブチームもナショナルチームも関係なく目指すことができます。
クラブチームはプレミアで好成績を残すと出場枠を獲得することができ、ナショナルチームはJBAが出場選手を決定いたします。

男子、女子ともに世界大会へとつながる国内大会「プレミア」「3x3 Super Circuit」についてはこちらの記事をチェック!

【3x3とは】3x3の大会|日本最大級のリーグ 3x3.EXE PREMIER
【3x3とは】3x3の大会|地域密着!その他注目の国内大会

主要なクラブチームの大会(FIBA非承認)

©Red Bull Half Court
https://www.redbull.com/jp-ja/events/red-bull-half-court-hong-kong

Red Bull Half Court(レッドブルハーフコート)
トーナメント形式で行われる大会。
FIBAのルールをベースに「総得点が多いチームが勝利」という独自の試合形式で開催されています。
プロ・アマチュア関係なく18歳以上が出場できる大会で、2024シーズンは日本を含む世界25か国で行われ、各国優勝チームはニューヨークで行われるファイナルに出場することができます。
国によってはFIBAポイント対象の試合もありますが、日本での開催はFIBAポイント非対象となっています。

世界大会に出場するのはどんな人?

ナショナルチームの大会に出場するためには
まずはナショナルチームメンバーに選ばれる必要があります。選出基準はその国のバスケットボール協会(日本だとJBA)が決めますが、その詳細は公開されていません。

過去の日本のナショナルチームの選手を見ると、高い実績とそれらに紐づくFIBAポイントが高いということが見受けられます。

ナショナルチームの世界大会出場条件としてフェデレーションランクが重要となるため、フェデレーションランクに貢献している=FIBAの個人ポイントが高い、ということがもしかすると1つの基準なのかもしれません。

また、国によっては5人制の強豪選手から選抜していることもありますが、日本の3x3のナショナルメンバーには3x3を中心に活動している選手もいるので、3x3に特化した強い選手がいる、というのは日本の強みかもしれませんね!

クラブチームの世界大会に出場するためには
世界大会につながる国内大会での好成績を目指すことが第一関門!
日本からは三大大会であるプレミア・日本選手権・ジャパンツアー(※EXTREMEのみ)で上位成績を残すことで世界大会へと駒を進めることができます。
特に日本選手権は三大大会の中では最も出場条件の少ない大会であり、18歳以上のプレイヤーであれば誰でも出場することが可能。
まずは日本選手権での勝ち上がりを目指すことが最初のハードルかもしれません。

世界大会のスケジュールが知りたい!

こちらの記事で2024年のスケジュールをまとめてしていますのでチェック!

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