基本的なルール
出場選手は4名まで
プレイヤーは1チーム3名で試合を行い、控え選手は最大1名です
試合によってレギュレーションは異なりますが、基本的に1大会につき4名をロースターとして登録します。

監督・ヘッドコーチが不在
3×3では、監督やコーチは試合会場にベンチ入りできません。
もちろん、コート外から指示を送ることもできません。
そのため、選手たちが自分たちで「考えながらプレー」することが求められます。
メンバー交代のタイミング、タイムアウトのタイミングは選手間でコンタクトをとりながら決めていきます。もちろん、チームによっては指示を出す係がおり、その人がゲームの進行を決めていくチームもいます。
メンバー交代は5人制と異なり、審判への申請は不要です。時計が止まったタイミングで自分たちでメンバーチェンジをします。試合中何度でも交代は可能ですが、万が一選手が負傷や棄権をしてしまった場合は、残った3名で戦わなければいけません。
コートはハーフコート、時には屋外が会場のことも
元々ストリートバスケが発祥の3x3は、屋内はもちろん屋外が公式試合の会場になることも少なくありません。風の影響を受けたり、当日の気温によってコンディションが変わることもあるため、どんな環境下でもベストプレーができることを選手達には求められます。

コートは5人制の約半分のコート(横15m、縦11m)で実施されます。
ミニマムなスペースで公式試合が実現できるため、これまでショッピングモールや公共施設の広場など、様々な場所で試合が行われてきました。

得点は1ポイント・2ポイント
上図の赤のエリア(2ポイントフィールド)外は2ポイント、紺のエリアが1ポイントとなります。
フリースローも1ゴールで1ポイントです。
1ポイントが勝負に大きく影響するため、1ゲーム毎接戦となることも多く、観戦者にとってもエキサイティングできるのも魅力のひとつです。
試合時間は10分、21点先取したチームが勝利
ゲーム時間は10分以内。多く点を取ったチームが勝利となります。
10分フルゲームですが、どちらかが21点先取した場合、その時点で試合が終了するためゲーム時間が10分を切ることもあります。
スピード感のあるゲーム展開のため、あっという間に勝負がついてしまうハードなスポーツです。

必ずボールを2ポイントフィールドより外に出してから攻守交代
ゴールが決まった後、どちらかがファールをしてしまった後など、攻守交代となる場合は必ずボールを2ポイントフィールドより外に出して、オフェンス側のゲームをスタートさせなければいけません。

ショットクロックは12秒
各チームがシュートを打つまでに使うことができる攻撃の時間は12秒です。
短い時間で勝負を仕掛けるので、試合中はコート上から目を離すことができないのも3×3の魅力です。

5人制との違いの比較一覧
①公式ボールのサイズが違う
5人制より小さいが、重さは同じ
5人制:(7号球サイズ)円周は74.9~78cm、重量は7号球相当の580~620g
3人制:(6号球サイズ)円周は72.0~74.0cm、重量は7号球相当の580~620g

②3ポイントの有無
3ポイントがないため、大差をつけるのもひと苦労…!
5人制: 3ポイント(3ポイントライン外)
2ポイント(3ポイントライン内)
1ポイント(フリースロー)
3人制: 2ポイント(2ポイントフィールド外)
1ポイント(2ポイントフィールド内・フリースローも同じ)
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③ゲーム時間
ゲーム時間は5人制の1ピリオドの時間。短時間の勝負…!
ショットクロックも半分など、全てにおいて短いのが3x3なんです。
5人制: ゲーム時間:10分✕4ピリオド
ショットクロック:24秒
3人制: ゲーム時間:10分 1本勝負!21点先取でノックアウト!
ショットクロック:12秒
<イラスト挿入>
④走る距離は半分、消費カロリーは2倍以上?
コートのスペースは5人制の半分ですが、これが実はハード。
小さなスペースだからこそ、攻守交代時のアイドリングはほぼナシの状態です。
すぐに攻守交替するため、休む間もなく切り換えないといけません。
5人制: 000m✕000m
3人制: 000m✕000m
<イラスト挿入>
⑤5ファウルしても退場にならない
5人制の場合、1人のプレーヤーが5ファウルをすると退場となりますが、
3x3は原則、退場のペナルティはありません。
5人制: 5ファウルした選手は退場し、そのゲームにはそれ以降出られない。
チームファウル4回以上で、都度相手チームにフリースローが与えられる。
3人制: 5ファウルしても退場にはならない。
チームファウル7回以上で、都度相手チームにフリースローが与えられる。